新しい音楽教育を考える会

代表 坪能由紀子

 1991年,創造的音楽学習の提唱者の一人であるジョン・ペインター教授(イギリス,ヨーク大学)が東京現代音楽祭(日本現代音楽協会主催)のために来日した折りに,それまで多くのワークショップやコンサートを行っていたグループに新たに名付けたのが「新しい音楽教育を考える会」である。それ以降もさまざまな民族音楽の研究者や演奏家,吉原すみれ,野平一郎などの現代音楽の演奏家や作曲家,ロンドン・シンフォニエッタのメンバーによる音楽づくりのワークショップなどを行っている。1996年には20数人が渡英して,ロンドン・シンフォニエッタ,ギルドホール・スクールのメンバーなどとともに音楽活動を行った。
 現在では毎夏,日本女子大学にてワークショップや講演会を行う他,坪能研究室のオープンゼミとしても位置づけられている。また,この会では研究誌“Journal of Creative Music Activity for Children”(→CALL FOR PAPERS)を出版している。
 現在の参加者は坪能ゼミのメンバーをはじめとし,催しものにより小学校から大学までの教員,音楽愛好家が随時参加している。音楽,または音楽教育における創造性や,音楽づくりに関わるテーマが多い。